百合(カサブランカ)の花とつぼみの天井画です。

お寺や神社の天井に飾られている天井画のサイズで描きました。

古い時代の日本建築は天井に多くの梁を渡す必要がありました。その梁によってできたマス目一つ一つに絵を描いたのが天井画です。なんというおしゃれな発想なのでしょう!

天井画には四季折々の草花がモチーフになることが多いですが、今回は百合(カサブランカ)を選びました。つぼみが膨らんできたところ、今まさに咲く直前のつぼみ、満開の花を描いています。

陰陽を表現したくて、円の周囲はゴージャスな金箔(陽)、内側は夜の星空(陰)のイメージにしました。

背景には盛り胡粉で麻の葉文様を入れています。その上から金箔を貼ってあるので、立体的にもこもこしています。麻の葉文様には魔除けの意味合いがあります。金箔と合わせて、その効果がアップしているように感じます。

自宅用に制作。天井画ではありますが天井には飾らず、額縁に入れて玄関に飾っています。

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