大きな岩の上に生えた樹木です。山間にあり、早朝の暖かい光が差し込んでいる様子です。
F4号(242×333)
どこかの山間の静寂に佇む、巨大な岩の上にそびえ立つ立派な樹木を描きました。朝靄がかかった早朝の時。暖かな光が優しく葉や岩肌を撫で、神秘的な情景が浮かび上がっています。
樹木は生命の証であり、岩石は力強さの象徴です。この絵では、生命力に溢れた樹木が、堅固な岩とつながり、山の守護神となっています。自然の壮大な美しさと静謐さを象徴し、大自然の奥深い調和と力強いエネルギーを思い起こさせてくれます。
◆◇
この絵のご依頼者様にとっては、陰陽五行思想における甲(=樹木)と庚(=岩石)が守護神となってくれます。また、丁(=薄暗さ)と辰(=早朝)は本人が才能資質を発揮しやすい場面でもあります。
今回は、『人生を切り開いていくために、自分を守ってもらえるような絵がほしい。』とのことでしたので、それらの要素を取り入れた『岩の上の樹木』となりました。
甲・庚があなたのこれからを守護してくれますように。
※クリックすると拡大します。
『岩の上の樹木』制作工程
ご依頼者さまの声
これはただの風景画ではないですね。自分のために描かれているということがまず違う。私のは守護神を描いてもらったのだけども、正に自分のために必要なものを描いてもらえたと思う。
甲のコツコツと積み重ねていくこと、庚の雄大などんどん行動していくということ、この絵を見るたびに、私にとって必要なものをわからせてくれます。岩山に逞しく立つ樹木というデザインもいいし、自分の日干である丁が好むほのかに暗い感じも心地よいです。
今の自分にとって大切なものを得ながら、力強く進んでいける。絵からそのようなメッセージを受け取りました。
飾る部屋のイメージにもぴったりで、すぐに馴染みました。